2013/12/22

F1 シンガポールGP 2013の旅(3/5) 9月22日編 ベイエリア観光〜決勝

 シンガポール3日目の朝は、朝食を物色するところから。ホテルの周りをブラブラして朝食を調達します。


 ホテル周辺の、繁華街ではない普通の街並み。あまり飲食店が無かったので、路面店で点心を購入。英語が通じない、というかあちらからの返答が中国語のみというお店で焦りました。が、おかげさまで「没有(メイヨウ)」という言葉を覚えました。


鶏肉の入ったご飯と胡麻団子。

 朝食を食べたあとは、シンガポール・フライヤーに乗りに行きます。F1期間中はシンガポール・フライヤーのある地域は入場制限がかけられていて、Zone A(メインスタンド付近)のチケットを持った人しか入ることができません。我々は3日間のコンビネーションチケットで、金、土曜はZone Aに入れないチケットだったため乗ることができませんでした。ちなみに乗り放題です。


レースが始まる前にさっさと乗っておこうと朝イチでやって来たものの…


ゲートがオープンするのは午後2時からでした。乗ってる間に前座レース始まってまうやん…。乗り放題が実現できるのはこういうことだからなんですね。確かにこうでないと混雑しすぎちゃいますね。

 仕方がないのでシンガポール・フライヤーは後回しにして、ボート・キーからマーライオン・パークにかけてを散策。


ボート・キー周辺。


遊覧船もあります。


マーライオン・パーク。


 マーライオンから見るマリーナベイ・サンズ。マーライオンは世界3大ガッカリなどと言われていますが、個人的には言うほどガッカリでは無かったです。結構大きくて迫力もあるし、周囲の眺めも良い所です。


マーライオンの後ろにはミニマーライオンが。


 ボート・キーにあるロンドンパブのThe Penny Blackで、リーガ・エスパニョーラ(!)を観ながらポテトとサンドイッチ&ギネスビールな昼食。

 そしてお待ちかねのシンガポール・フライヤーへ。


乗り込み口。ゴンドラが大きいです。大体10人で行列を切っていましたが、最大で30人くらい乗れる模様。


段々上がっていきます。ちょうどメインスタンドのすぐ近くなので、ホームストレートやメインスタンドを眺めることができます。


バーニーからリー・クアンユーへ誕生日を祝うメッセージが!


レースクイーンのお姉さん達がリハーサル中。


最高点はマリーナベイ・サンズより高いかも。


植物園やらマラッカ海峡やら色々見えます。

シンガポール・フライヤーを降りたところで、もう前座のGP2のレースが始まる勢いなのでさっさとスタンドへ向かいます。


本日の観戦はTurn 1で。


メインスタンド方向はこんな感じ。


前座レース(GP2とポルシェ・カレラカップ)はまだ日が高い時間帯にやるので正直、炎天下での観戦です。そのためタイガービールで水分を補給しながらの観戦。


GP2。


ポルシェ・カレラカップ。


目の前で止まったマシンがドナドナされる模様。


前座レースが終わった後はマーシャルの人がコースに出てゴミのチェックをします。


こちらはパドックパスを持っている人たちの見学行列かな。


最前列で白レンズの大砲を構えるお兄さんもいました。


決勝の前に各ドライバーを乗せたクラシックカーによるパレード。


やる気のないマッサはiPhoneをいじっている…と思いきやこんな感じでファンサービスを意図した行動だった模様。

そんなこんなで決勝レースのスタート。



一番後ろにセーフティーカーが走ってるんですね。


 レース自体は、ベッテルがぶっちぎりで優勝、ベイグランドスタンド下のトンネルでクラッシュが起きる、という大方の予想通りの展開でしたが、普通に楽しく観戦できました。

 GP2やカレラカップはマシンが遅いことなどもあって暇な時間が発生しがちですが、F1のほうはバラけてしまえば10秒に1回くらいはマシンが目の前を通過するので、iPadアプリのF1 Timiing 2013で全体を把握しつつ、目の前のマシンも追うことを目指すとかなり忙しかったです。あっという間にレースは終わってしまいました。


 レースが終わるとコースが開放され、表彰式を目の前で見ようとメインスタンドの人たちがなだれ込みます。そうするとメインスタンドに空きができ、もうこの頃になるとスタンドごとのチケットのチェックもしていないので、メインスタンドに入り込むことが出来るようになります。

 そんなわけでメインスタンドに潜り込んで表彰式を見物。ベッテルのインタビュー中に、アロンソが観客に向かって帽子を投げたことで観客からは大喝采。アロンソコールが湧き起きるというおもしろハプニングも。


表彰式後コースに入って帰路につきます。パダンステージでフェアウェルコンサートが開かれるので、そこまで行けるようになっています。


ベイグランドスタンドのクラッシュ現場に群がる観客。


パダンを過ぎると人もまばらに。


 タイヤカスをゲットしました。そこら中に落ちているので貴重でもなんでもありませんが、コースを開放すると観客がタイヤカスをいくらか持って帰ってくれるのでゴミ拾いの効果はあるのかな、と思いました。

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2013/12/21

F1 シンガポールGP 2013の旅(2/5) 9月21日編 インフィニティプール〜動物園〜予選

 2日の朝はインフィニティ・プールから。やはりマリーナベイ・サンズに泊まっている以上、行かざるを得ないスポットです。入るには宿泊客である必要があって、チェックイン時にPOOL PASSが渡されます。これを入場時に係の人に見せてチェックしてもらいます。


POOL PASSはこんな感じ。


インフィニティ・プールから見るマラッカ海峡の夜明け。


遊歩道はこんな感じ。手入れ行き届いてクリーンです。


 インフィニティ・プールから見るシンガポールの摩天楼。すごい眺め、すごい雰囲気です。実はそんなに期待はしていなかったのですが、これは「アリ」だと思いました。1日ここにいて特に何もせずお酒でも飲んで(バーやカフェがあって飲食可能です)ダラダラするのがベストな利用方法だと思います。ただし、これをやるには2泊以上する必要があるのでそれなりに出費が必要ですが…。我々はそんなにお金がないので1泊だけです。

 というわけで、プールに入った後はマリーナベイ・サンズを出てホテルを移ります。本日からの宿泊先はフラマ・リバーフロントです。とはいえ、まだ部屋には入れないので、チェックインの手続きだけして荷物を預け、シンガポール動物園へ。タクシーで40分ほどですが、21シンガポールドル≒1,600円の安さ。やはり、シンガポールのタクシーは使いやすいです。


大迫力のシロクマの水槽。シロクマもサービス精神旺盛でお客さんのほうに近づいてくれます。ちなみにJCBカードで入場料を払うと割引料金になります。


通路のすぐ上の木にはオランウータンが。このように動物と人間の距離が近いのがシンガポール動物園の特徴。接触を避けるための設備が巧妙に隠されていたりするので臨場感があります。


サイのフィールドも植物で堀が上手に隠されています。


キリンも同様。コンクリートむき出しの堀じゃないだけで、印象はずいぶん変わります。


道具を使うチンパンジー。


それぞれのチンパンジーにスポンサーがいる模様。

見どころ満載のシンガポール動物園ですが、敷地が広大なのと炎天下で回るスピードが上がらなかったところもあって結局全部は回れず。後ろの予定もあるので途中で切り上げてホテルに戻りました。


 フラマ・リバーフロントの部屋はこんな感じ。やや歴史を感じる佇まいですが、マリーナベイ・サンズよりは落ち着いた感じ。あと、バスタブがありました。歩き疲れたのでお湯を張って足湯で一息。

 休憩した後は、予選の前に夕食を食べに出かけます。行き先は同行者の友人推薦のBlue Gingerというニョニャ料理のお店です。ニョニャ料理はマレーシアと中華の折衷料理。


ニョニャロールという春巻き的なもの。


 ドリアン・チェンドル。ドリアンとか緑色の寒天的なものが乗ったかき氷です。初ドリアンでしたが、感想としては、まあ、不味くはないが何度も食べたいかというとそうでもない、と言ったところ。ゲップをすると独特の生臭い風味が逆流してきます。この感覚がなかなか忘れがたく、図らずも後日ドリアンの真贋を見極めるのに役に立ったことがありました。

 食べ終わった後はF1の観戦へ移動。


今日はベイ・グランドスタンドでの観戦です。正面にはマリーナベイ・サンズが、右手には金融街の摩天楼が見え、足元のトンネルにマシンが消えていく構成です。



とはいえ、今回の3日間の観戦のうち、ワーストだなと思ったのはこのベイ・グランドスタンドでした。というのも、初日のパダン、最終日のターン1はスタンドの入り口が中段にあり、レース中に出入りする人が目の前のウロチョロする可能性が低かったのですが、ベイ・グランドスタンドは入り口が最前列にしかありません。そのため常に最前列の通路や階段を他のお客さんが行き来しており、見にくかったりレースに集中できなかったりするのです。ちょうどトンネル手前でマシンが減速して足元に消えていくという、コースとしては面白いポイントにあるスタンドだけにもったいないと思いました。


 記念撮影用ポディウムで同行者と一緒に記念撮影。なんとこのポディウムには撮影してくれるスタッフが常駐していました(しかも2人)。ここに限らず、スタッフの方は総じて親切で、十分な数が確保されている印象でした。ホスピタリティはかなり良いです。


帰り道で見つけた、道頓堀に飛び込む阪神ファンのオブジェ(違う。

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2013/12/19

F1 シンガポールGP 2013の旅(1/5) 9月19日、20日編 出発〜フリー走行

 仕事を15時で切り上げて帰宅。最後の荷物チェックを行い、小松空港へ。小松〜羽田〜チャンギとANAを乗り継いでシンガポールへ向かいます。羽田空港の国際線ターミナルは初めてなので国内線ターミナルからの行き方をあらかじめチェック。無料の連絡バスが出ているのでこれを使いました。


国際線ターミナルの展望デッキ。あまり高くないので眺めが良いとは言えませんが、とてもクリーンで雰囲気は良いところですね。


 今回乗る機材は767。マイレージでビジネスクラスを狙っていましたが、瞬時に無くなってしまってダメでした。とはいえ767のビジネスクラスはスタッガードではないので乗っていたとしても有り難みはイマイチ薄かったかもしれません。

というわけで、23:50発の深夜便に乗ってチャンギへ。到着予定時刻は現地の6時、飛行時間は7時間半です。


早朝に機内食が出たのですが、右側の蕎麦は半分凍っていました。残念!


 チャンギに着いて入国審査。ANAは機内エンタメシステムを使って国ごとの申請書の書き方を参照できるので助かります。私と同行者はちゃんと書いていったので特に問題なく通過しましたが、周りを見ると適当にしか書いていない人多数。案の定ハネられまくっていました。親切な審査官は(軽微なら)その場で直させたり、記入箇所を指摘したりしていましたが、ブースによっては壁の記入説明書を指さして無言で書き直しを命じている場合もあり。早朝とはいえ結構な列になっていたので、これを何周もしたくないなあ、申請書はまじめに書こう、と改めて思ったのでした。


 チャンギ国際空港はいたるところにフィードバックシステムがあります。要は、我々の空港を評価して下さい、ということで、写真のシステムはキーボードを使って文章でフィードバックできます。トイレにもシステムはあって、タッチパネルで5段階評価の点数を付けるものでした。

 入国審査を通過し荷物を受け取ったところで、別便で来る友人と待ち合わせ合流。タクシーを捕まえてマリーナベイ・サンズへ。シンガポールの物価は日本並あるいはちょい高くらいですが、タクシー料金はだいたい2〜3分の1くらい。割と気軽に使えます。


 マリーナベイ・サンズ到着。上の写真はロビーの吹き抜け。ホテルのロビーというよりはショッピングモールの1階といった雰囲気。結構騒々しいです。まだ部屋には入れないので、チェックインの手続きだけして荷物を預けました。

早朝の機内食だけでは小腹がすいてきたので朝食へ。


 マリーナベイ・サンズから道を挟んで隣の、The shoppes at Marina Bay Sands内にある1983 A Taste Of NanyangでTraditional toast setをオーダー。びっくりするくらい甘いトーストとコーヒーに悶絶。大きいショッピングモールなのですが、朝早いこともあってほとんどの店舗が閉まっており選択肢はあまりなかったです。

 食べ終わってからMRTに乗ってF1チケットの受け取りに。バスと電車に乗り放題なシンガポール・ツーリストパスを買いたかったのですが、空港駅では早朝のため窓口開いておらず、最寄りのベイフロント駅では取り扱っておらず、というわけでF1チケットの受け取り場所であるスイソテル・ザ・スタンフォードの近くにあるシティ・ホール駅まではスタンダードチケットで行って、シティ・ホール駅でツーリストパスを買うことに。


 スタンダードチケットは紙製のICカードで、1回乗車ごとに料金を払ってチャージする方式です。使い回しが効き、次乗る時は券売機から同じカードに再度チャージして使うことが可能です。乗車ごとではなくSuicaのように任意の金額をチャージして使う方式のEZ Link Cardというカードもあります。


 シンガポール・ツーリストパスはこんな感じ。MRT、LRT、バスが3日間乗り放題で、期限が切れた後はEZ Link Cardとして使えます。

そうこうするうちにスイソテル着。チケットを受け取ります。


スイソテル内に設けられたチケット受け取り所。受け取ったチケットは下のような感じです。


 3日間のコンビネーションチケットを買ったため、3日分がパックされています。中身は首から下げるIDカード。ちなみにチケットのオーダーはシンガポールGPのオフィシャルサイトから行いました。早めに買うと割り引き価格が適用されている場合がありますので、行くことが決まっている方はお早めに。

チケットは受け取ったものフリー走行まではまだ間があるのでセントーサ島に向かいます。


セントーサ島へはMRTの駅からモノレールで。沖縄のゆいレールと同じ車両の模様。ロープウェイもありますが高いのでこちらで。


特に目的は無かったので適当にブラブラしました。シンガポールにはガッカリスポットして有名なマーライオンの他に、セントーサ島にもマーライオンがあります。こっちのマーライオンはかなりデカい。避雷針付き。


ブラブラした後はフードコートで昼食。やはりフードコートは活気があります。


PRAWN HOKKIEN MEE(エビのラーメン)を食べました。なんというか、すごく、エビです。


フードコート内にあったお店の看板。そうか、マラッカは中国語では馬六甲と書くのか。

 ブラブラしているうちにマリーナベイ・サンズの部屋に入れる時間が近づいてきたのでマリーナベイ・サンズに戻ります。


 部屋の中はこんな感じ。多分ボトムの部屋だったと思いますが、広くてクリーンです。暑い中歩いて汗だくだったので早速シャワーを浴びました。水の貴重なシンガポールなので仕方ない面はありますが、バスタブはありません。


マリーナ・ベイが一望できます。


対岸に小さくマーライオンが見えます。

しばらくのんびりした後、夕暮れも迫ってきたところでフリー走行を観に出かけます。


 ERPゲート(日本のETCみたいなシステムで、市街地に入る道に課金している)があるような幹線道路を閉めきってF1のために使っています。日本だと各方面への調整が大変そうだけど、そういうのをゴリゴリやっちゃうのがシンガポールらしい。


パダンから眺める金融街の神々しさと言ったら…。


そしてマリーナベイ越しに眺めるマリーナベイ・サンズの神々しさも格別。節約とか環境配慮とかそんな概念は一切ないところが良くも悪くも素敵です。


 パダンのスタンド。フリー走行開始前レベルだと、まだまだスタンドは空いています。照明は強烈でかなり明るく快適でした。また、大型ビジョンが多数配置されているため全体の様子も分かりやすいです。

 さて、フリー走行が開始されたわけですが、いくら照明が明るいとはいえナイトレース。コンデジやiPhoneではまともな写真を撮れるはずもなく、デジ一やミラーレス一眼を振り回している同行者に劣等感を感じながら、動画を撮ってお茶を濁していました。



いやー、すごい音です。我々は前から3列目だったこともあって、耳栓やヘッドホンを持参する人の気持ちがよーく分かりました。

>> 9月21日編 インフィニティプール〜動物園〜予選
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