2023/09/20

finetrackのドライレイヤーにアイロンをかけて撥水性を復活させた


ランニングのお供にfinetrackのドライレイヤー、パワーメッシュノースリーブを使っている。旧品であるが、今でいうところのドライレイヤークールに当たるのだと思う。当時最も汗抜けが良い製品として販売されていた。

買ったのが2016年でもう7年以上使っているため撥水性は壊滅的。そろそろ買い直そうかと思っていたところ、finetrackのオフィシャルサイトにアイロンをかけると撥水性が復活する旨記載があった。


お手入れと保管 - 撥水チェックと回復方法 (finetrack)


動画でも紹介されている。


どうやら特殊なニット生地であるドライレイヤーが、度重なる使用や洗濯により繊維が絡まったり縮んだりしたところをアイロンで伸ばすことで撥水性を復活させるという仕組みのようである。ダメ元で試してみることにした。

アイロンがけ前の生地に水を振るとこんな感じ。普通に染み込んでしまう。


アイロンがけ後はこんな感じ。確かに水を弾くようになった。


今回は勝手が分からず適当にアイロンをかけたが、上手くやればもっと弾くようになるのかもしれない。効果があることは分かったので色々試していきたい。


by カエレバ

2023/08/03

mont-bellクロノスドーム2のフライシートに穴が空いたので修理に出した


 少し前にふもとっぱらキャンプ場に行った際、不注意にもテント(クロノスドーム2)のフライシートをガスランタンに接触させ、穴を開けてしまった。だいたい4x4cmくらいの穴である。

フライシートに空いた穴

当初はダクトテープでも貼って修理しようと思っていたのだが、mont-bellはリペア用品も売っているし修理サービスもおこなっている。そちらのほうがキレイに直るだろうと思い、カスタマーサポートに「リペア用品はクロノスドーム2にも使えるか?修理サービスに出したほうが良いか?」と質問してみた。

答えは、リペアシートでも修理できるし、修理サービスなら目安は2,400円とのことであった。要するにお好きな方でOKとのことだが、そこそこ近くにモンベルストアがあることもあって、店舗から修理サービスに出すことにした。

店舗で現物確認しての見積もりも2,400円だったが、後日「ファスナー近くなので手間が多くなって3,400円になりますが良いですか?」という連絡が来た。大した額ではないのでOK。

4週間くらいかかるという説明だったが2週間で完了の連絡があり、再度ストアに出向いて受け取ってきた。

修理後

修理のデキは想像より良かった。単純にパッチを当てているだけではなく、ちゃんと生地の目を揃えてあって、元からこういう作りだったのかなという雰囲気さえある。これで3,400円なら大満足である。穴を空けちゃったのは残念だが、モンベル修理サービスのレベルの高さを知れたのは不幸中の幸いだった。


by カエレバ

2023/02/04

Garmin ForeAthlete 245のバンドを交換した

 

2019年に買って以来、およそ3年半使ってきたGarmin ForeAthlete 245のフリーリング(遊革)が破断してしまった。シリコンバンドの本体にも何箇所かクラックが入っていたのもあって代替品を購入することにした。以前使っていた410も同様だったが、シリコンバンドはクラックが入りやすいので次はナイロンバンドにしようと考え、Fintie社のGarmin向けとされているバンドをAmazonで購入した。

パッケージと同梱品は以下の通り。

いかにも中国の業者な感じのラベル

同梱品

バンドが2本に説明書と予備のスプリングピンが1本入っていた。説明書にはバンドにスプリングピンを挿入する方法が書いてあるが、2本のバンドには既にスプリングピンが挿入済みだったため説明書の意味はほぼ無かった。

意味の無かった説明書

バンドの付け替えは非常に簡単で、既存バンドのスプリングピンを押し込んで外し、新しいバンドのスプリングピンを押し込んで元あった箇所に置き、スプリングピンを戻してはめ込むだけである。410の頃は専用の工具が必要で結構手間取った記憶があるが、今回は速やかにリプレイスすることができた。



ファーストインプレッションとしては悪くない。決して「めちゃくちゃ良い」ということはないが、使用するに当たって特に問題のないレベルである。工作精度の問題か時計本体と接続しているスプリングピン部分の動きがやや固い気がするが、これは使っていくうちにスムーズになるものと期待する。本音を言えば無段階で締め方を調整できるベルクロ留めにして欲しかったところだが、そこは個々人で好みの分かれるところ。

というわけで、これで京都マラソン2023を走ります。

2023/01/07

イヌイット以上にイヌイットらしい日本人の半生 / 大島育雄「エスキモーになった日本人」を読んだ

著者の大島育雄氏は日大登山部出身の日本人。植村直己と共にグリーンランド最北の村シオラパルクに滞在し、イヌイットから極地での生活技術を学ぶうちにイヌイットの狩猟文化に魅せられそのまま居着いてしまった人だ。

グリーンランドでは有名人らしく日本人がグリーンランドを訪れると、決まって「シオラパルクのイクー(現地ではイクオではなくイクーと発音する)とは知り合いか?」などと訊かれるようである。[1]

大島氏は元々極地探検を志しており、大学卒業後、親類の経営する会社に就職し極地探検に備えていた。そんな折、日大登山部と親交のあった植村直己が犬ぞりでの北極点到達を目指し、準備のためにグリーンランドイヌイットの村に滞在するという話を聞く。そして大島氏も日大隊の事前準備のためにグリーンランドに向かうのだ。

そこでイヌイットの生活技術を学ぶうちに探検家から猟師へと心が変わっていく。誰から命令されることもなく、自分のウデが生活に直結するという狩猟生活が大島氏には魅力的に映ったようだ。何度か訪れている(この時はTV取材班の補助)うちに縁談が持ち込まれ、大島氏も「なりゆきに身をまかせ」現地人のアンナさんと結婚する。

植村直己や大島氏は、イヌイットと同じ食べ物を食べ、同じように生活をしていたため、村の中でも「日本人は本当の仲間だ」「日本人の婿が欲しい」という話があったようだ。

長男の海(ヒロシ)氏誕生後、日大山岳部から北極点遠征への協力要請があり、遠征隊に参加して北極点到達を果たす。この北極点遠征は植村直己と日大隊のマッチレースになったが、日大隊が1日早く北極点に到達している(史上4番目)。ただし、植村直己は犬ぞり単独行であり、こちらは世界初の快挙だった。

その後の大島氏は探検からは完全に足を洗い、猟師の道を行く。今でこそイヌイット伝統猟法の名人だが、最初のうちは失敗続きだったようだ。初めて仕留めたアザラシは、ライフル弾が当たったはずが銃声に驚いて気絶していただけだった、というエピソードが面白い。しかし持ち前の器用さで次々と狩猟技術をものにしていき、今では猟師自体が少なくなっていることもあって、イヌイット以上に伝統猟法に詳しい日本人なのである。

本書には様々な伝統猟法が紹介されている。有名なものは白い布の後ろに隠れて「だるまさんが転んだ」的に寝ているアザラシに近づいていく「ウーットリヤット」だ。他にもウサギ、セイウチ、アッパリアス(海鳥)など様々な獲物の捕り方が紹介されており、珍しいところではオヒョウのはえ縄漁なども紹介されている。

1989年発刊の古い本ということもあり「イヌイット」は「エスキモー」と記載されている。「エスキモー」が差別的な表現だという議論は当時もあり、本書でも一節割いてその説明をしている。ただ、当時特にグリーンランドのイヌイットはさほど「エスキモー」に抵抗はなく、「極地(ポーラー)エスキモー」の呼び名に誇りを感じる雰囲気もあったようだ。

大島氏が先乗りしていた植村直己のところに転がり込む形でグリーンランドにやってきたのは1972年だった。そして近年はその技術を学ぶために新たな日本人探検家が大島氏の元を訪問している。そう、「極夜行」の著者、角幡唯介氏である。本書に出てくるイヌイットの文化、技術は角幡氏の探検にも通じる話なのだ。本書を読んでから「極夜行」を読むと、理解の解像度がアップすることは間違いない。

エスキモーになった日本人

大島育雄 文藝春秋 1989年08月
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by ヨメレバ
大島氏を採りあげたNHKのドキュメンタリーはDVD化されている。
by カエレバ

2023/01/06

POMOLYテントストーブのスパークアレスター固定金具を失くしてしまった時の対処法

結論は「サポートに連絡する」です。

POMOLYのチタン製テントストーブ、Timber Liteを最近買って使っている。お値段は安くないが、軽量コンパクトなうえ使い勝手も良いので今のところ目立った不満はない。

ただ先日、煙突先端のスパークアレスター(火花の飛び散りを抑える部品)をペグダウンして固定するための接続金具を失くしてしまった。うっかり草むらに落として捜索するも発見できず、チェックアウト時間が迫ったので泣く泣くロストしたままキャンプ場を後にした。

この金具。


この金具にカラビナなどを引っ掛けてペグダウンする。

公式のネットストアを見る限り金具だけの販売はしていないようだったが、ダメ元でサポートにメールを送ってみた。POMOLYの日本向けのサービスは深圳の会社が運営しているようなので念のため文面は日本語と英語を併記した。

夜中にメールしたのだが一夜明けて次の日の午前中に返信があり、金具は無料で提供するので送料だけ払ってくれとのことであった。メールには任意の金額を払うためのカラ商品購入ページへのリンクが記載されており、これを利用して850円払えばOKとのこと。ちなみに返信も日本語と英語の併記だった。

早速、購入手続きをおこない注文番号を連絡。サポートからは、確認ができたため発送手続きに入るが、時間がかかるので発送後に再度連絡する、とのことであった。

果たしてその10日後に発送連絡があり、そこからさらに3日で手元に到着した。

いかにも深圳から来ましたという感じに潰れた箱。

これこれ、この金具ですよ。

箱は潰れていたがそもそも中身が極小なので全く問題なし。ちょっと時間はかかったが、イレギュラーな物流で金具自体は無償提供、送料も安いことを考えればパーフェクトな対応と言えるだろう。

元々金具だけの販売なんてしてくれないだろうと思っていたので、販売どころか無償提供だし、メールの対応は丁寧(結果的に10往復くらいしたが要領を得た適切な内容だった)だしで、すっかりPOMOLYのファンになってしまった。

中国の業者は当たり外れが激しいと言われるが、真面目にやっているところは拙い日本語だったりするものの誠実に対応してくれる。そしてPOMOLYの日本代理店はどうやらそうした真面目な業者がやっているようだ。ありがたい限りである。
Pomoly TIMBER Lite チタンテントストーブ (単一ガラス窓版)
TimberはT1とよく比べられるが、一番の違いはチタンの厚み。T1は1mm、Timberは0.6mm。