最近、職場では1年ほど前に買った英語配列のRazer Huntsman Tournament Edition(以下TE)をメインに使っていました。購入時のポイントは「Razerのキーボードが使ってみたかった」「テンキーレス」「矢印キーあり」の3点。その中でも光学式スイッチの物珍しさに惹かれてTEを買いました。当時は英語配列のみの販売でした。
打ち心地は大変好みで、少し試した後HHKB BTから本格的に乗り換えました。反応は速く、それでいてしっかりと打った感じがあるのがとても良いです。
しかし会社支給のノートPCは日本語配列。ちゃんぽんで使うとキーボードを外して会議に行くたびに設定を変えるか、どちらかを間違った設定で使うかしないといけない不都合があります。昔はWindowsのレジストリを書き換えれば外付けキーボードとノートPC付属キーボードで動作を変えられたようですが、今は不可になっているようで断念。
この時点でのRazer Hunsman TE(英)の印象は以下の通り。
良い点
- キーが軽い
- 40gだがそれ以上に軽く感じる
- 打鍵感が良い
- 打った感じが伝わってくる
悪い点
- OSのキーボード設定が面倒くさい
- alt-ime-ahk.exeというツールが正常に動かない時がある
- alt空打ちで半角/全角を切り替えられるようにするツール
- スリープ復帰時に左altが押しっぱなしになる
- 「alt空打ち」→「s」と打っているつもりが「alt+S」と判定され、Office 365のOutlookショートカットに引っかかって編集中のメールが送信されてしまうことがある。
- 打鍵音がうるさい
- Enterキーが狭い
- そもそも英語配列は狭い
打ち心地としては最高なのですが、細かな点でイラッとする場合があるといったところ。
そんな時、たまたまAmazonで日本語配列のHuntsman TEを売っているのを見かけました。当初は設定されていなかったはずですが、どうやら2021/03/04から取り扱いの様子。¥1,500 OFFのクーポンに釣られて即購入です。翌日に届きました。
上が英語配列、下が日本語配列 |
早速、日本語配列TEを職場に持参し入れ替え。打鍵感はそのままに前述の「悪い点」のうち英語配列に起因する問題(要するに「打鍵音がうるさい」以外)が無事解消されました。
一方でひとつだけ日本語になったことで新たに増えた問題点もあります。これはまあ、好みの問題だと思いますが、キートップの印字が変になったこと。
Shiftキーを押した際に入力される文字は通常、上側に印字されると思いますが、何故か下側に印字されています。さらにRazerキーボードの特徴である後ろからライトが透過する構造にもなっておらず、Shift入力文字だけ普通の印刷になっています。英語配列でもファンクションキーはそのような構造になっていましたが、通常のキーでこうなっているのは日本語配列だけです。
最初は英語用キートップに日本語仕様の入力を無理やり印刷してコストをケチっているのかなと思いましたが、通常入力文字の位置が日本語と英語では異なっており、日本語専用で不思議なデザインのキートップが作られているようです。理由は分かりませんが、そこだけが日本語になったことによるマイナス面かなと思います。
以上を踏まえると現時点でのRazer Hunsman TE(日)の印象は以下の通り。
良い点
- キーが軽い
- 打鍵感が良い
悪い点
- 打鍵音がうるさい
- キートップが不思議仕様
細かな悪い点がだいぶ解消されました。自分はHHKBもREALFORCEも持っていてどちらも好きなのですが、今のところ1番のお気に入りはこのRazer Huntsman TEです。HHKB、REALFORCEがおよそ3万円なところ、Razer Huntsman TEは実売で半額以下。おすすめのキーボードです。打鍵感が好みに合うというのが前提ではありますが。