2018/03/17

Amazfit BipのGPS精度をフルマラソンで検証してたみた

(これは夢の中の話ですが)Rebuild.fmの宮川さんが使っていると聴いて興味を持った$60のスマートウォッチ、Amazfit Bip。AmazonともFitbitとも関係なく、Xiaomiの子会社であるHuamiが販売しているスマートウォッチです。Apple Watchなどに比べればある程度機能は絞られていますが、以下のような機能を持っている割に安いので試しに買ってみました。
  • IP68防水
  • 公称45日のバッテリー
  • GPS搭載
  • 心拍計搭載
  • 歩数計測
  • 各種アプリからの通知表示
  • 睡眠トラック
個人的に特筆すべきはバッテリーで、本当に長持ちします。自分はランニングウォッチとしてはGARMINを使っているので、Amazfit Bipは長持ちするバッテリーを活かして普段の活動量計測と睡眠トラッキング用に使い、ランニングはGARMINで計測するという使い方をしています。

しかしAmazfit BipにもGPS機能は付いているため「これ1つでまかなえるのではないか?」という疑問も湧いてきます。ところが$60の時計です。さすがにGPS精度は信用出来ないだろうと本格的には使っていなかったのですが、先日某所でフルマラソンを走ったので、両方で同時に計測し結果を比べてみました。

結果は以下の通り。

GARMIN Foreunner410は道中のキロポストとほぼ同じタイミングで1kmラップのアラームが鳴り、全行程で30mくらいの差しか出ませんでしたが、Amazfit Bipのほうはトータル距離が43.27kmとなり、2.5%程度距離が長くなる結果となりました。

GARMINは42.16kmを計測。

Amazfit Bipは43.27km。

両者でトータルタイムはほぼ同じ。距離だけ異なる。
コースは陸連公認コースですので、コース側の距離がおかしいということは基本的に考えなくて良いと思います。よって、Amazfit BipのGPSは2.5%程度の誤差があり、GARMINのほうが高精度で動作していたということが言えるでしょう。

ペースにすると9秒/kmの差になっていますので、マジメなマラソン練習には使いづらいのかなというのが個人的な印象です。とはいえ、自分の持っているiPhone SEでRunkeeperを使った場合もGARMINに対して1kmあたり30mくらい誤差が出ますので、iPhone SEと同程度とも言えるかもしれません。レースをガチガチ目指すような用途ではなく、日々のジョギングを気軽に記録したいレベルなら価格も手頃で心拍数も取ってくれるので良い製品だと思います。

自分はGeekbuying.comで買いましたが、日本のAmazonでも買えるようです。